貿易実務検定対策講座:
「代理店と販売店」
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作成日 2018.09.28
管理人:木津隆夫
貿易実務検定対策講座: 「代理店と販売店」 メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」(無料) 第16号 (平成30年9月20日発行)より転載 今回のテーマは、「代理店と販売店」です。 学生と先生の会話をお楽しみ下さい。 学生:こんにちは。 今日は、契約のことを教えてください。 先生:こんにちは。 契約に興味がありますか。 偉いですね。 貿易は契約ですからね。 学生:早速ですが、 販売店と代理店はどう違いますか? 先生:なるほど、良い質問ですね。 じゃ、逆に質問しますよ。 本人と代理人の違いはわかりますか? まず、本人って何ですか? 学生:はい。 教科書、見ていいですか? 本人は、 自己の名と計算で取引をし、 これによるリスクを負担します。 先生:そうですね。 読んでるだけで分からん、 という顔してますね。 例えば、 商品を自分で代金を支払って輸入し、 転売して売れれば儲かることもあるが、 売れなければ損をします。 つまり、リスクを負担します。 具体的には、 100万円で商品を輸入して、 150万円で売って50万円儲けるとか、 逆に、 80万円で販売して20万円損する というのが本人ですね。 得をする場合もあるが、 損をする場合もあり、 そのリスクを負うのが本人 それでは、代理人は? 学生:代理人は、 売手又は買手の代理をして、 単に手数料を受取るだけで、 取引のリスクは本人が負う。 先生:意味、わかってますか? 例えば、 外国の売手の販売を代理する場合だと、 国内で売手の商品を買ってくれる人(買手) を見つけ、売手と買手の間に入って 売買契約の仲介をします。 そして、 契約金額に見合った手数料を貰います。 具体的には、 代理人A社は外国のB社の代理人です。 A社はB社の100万円の商品を、 国内のC社に紹介し、 B社とC社の売買契約を成立させます。 そして、契約価格の3%の3万円を 手数料として受取ります。 B社が設けようと損をしようと 関係なく、 確実に手数料が貰えるのが代理人ですね。 学生:なるほど。 ということは、 販売店は本人です。 代理店は代理人です。 先生:そこがポイントだと思います。 学生:意外と簡単ですね。 ところで、 海外のメーカーの販売店になる場合、 他の日本企業も販売店になれば、 商品が同じなので、 価格競争になって 儲けが少なくなると思いますが、 このような場合は、 何か良い方法はありますか? 先生:なるほど。 良いところに気がつきましたね。 その様な場合、販売地域を限定して 独占的に販売できる契約を取り交す 方法がありますよ。 学生:あっ! それって、一手販売店契約ですか? 先生:そうです。 英語で何て言いますか? 学生:Exclusive Distributorship Agreement Exclusive は、 排他的とか、独占的という意味です。 排他的に販売できるということは 一手に扱えるということで 一手販売店というのですか? 先生:鋭いですね。 そこで、質問ですが、 輸出する側は、無条件で一手販売店を 認めると思いますか? 学生:私が輸出者だったら、 購入数量とか購入金額に条件を付けます。 先生:ということは、 一手販売店になると、 最低購入数量とかの条件が付く場合が 多いでしょうね。 学生:なるほど、良く分かりました。 有り難う御座いました。 お楽しみいただけたでしょうか? 次回をお楽しみに。 参考:メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」 (無料)の登録ページ 参考:通関士受験:メルマガ講義録 参考:H30~H31貿易実務検定講座の予定表 貿易実務検定受験:メルマガ講義録に戻る スクールきづ(HP)(トップページ)に戻る
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