貿易実務検定(C級)講座 令和4年度「通関士講座」
作成日 2022.2.04
通関ビジネス実務C級講座 通関士受験・短期集中講座
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管理人:木津隆夫
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「関税定率法入門:減免税の勉強の仕方 と
違約品等の再輸出又は廃棄の場合の戻し税」
メルマガ「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」 第4号(令和4年2月3日発行)発行) より転載 2●関税定率法入門:● 学生と先生の会話をお楽しみください: 今回のテーマは、 関税定率法入門: 減免税の勉強の仕方 と 違約品等の再輸出又は廃棄の場合の戻し税 学生と先生の会話をお楽しみ下さい。 先生:今日から、減税、免税、戻し税の 勉強になりますが、 この3つはどう違いますか、 黄色のマフラー君 学生:いつもご指名ありがとうございます。 貿易実務検定C級で勉強しました。 減税は、関税を軽減(一部を免除) 免税は、関税を全て免除する 戻し税は、納付した関税を払い戻す 先生:よく理解できています。 学生:ところで、関税定率法も 関税法と同じように 「原則と例外」 に注意すればいいですか? 先生:いい質問ですね。 この科目のこの分野は 主に、「要件と手続き」ですね。 学生:要件って、条件のことですか? 先生:そうです。 この条件を満足すれば免税になりますよ。 という事ですから、 条件と思ってください。 学生:手続きって何ですか? 先生:要件を満たせば、 自動的に減税になる訳ではなくて 税関に手続きをしないと、 実際に減税にはならないです。 通関士はこの手続きのプロですから しっかり勉強しましょう。 どのタイミングで どんな書類を提出するとか その辺りに注意しながら ノートなんかを整理すればいいかな。 もっとも、減免税ごとに 「独時の規定」がありますから 「要件と手続き」以外にも 注意が必要ですね。 学生:減免税で一番出題頻度の高い 違約品等の再輸出又は廃棄の場合の戻し税 について、 質問があります。 「独自の規定」だと思うのですが、 違約品等の「等」の等って何ですか? 先生:違約品等の「等」ですね 違約品以外2つありますが、何ですか? 学生:そういうことか、 違約品以外に、 個人用物品 と 販売使用禁止品があります。 先生:OKです。 じゃ、私から質問です。 再輸出は、 返送のための輸出と 第三者販売を含む輸出の2通りあります。 さっきの質問と絡めて説明できますか? 学生:さっきの質問と絡める? 意味わからないな・・・ 多分、こうですね。 違約品と個人用物品は、 返送のための輸出に限定され、 販売使用禁止品は、 輸出(第三者販売を含む。)が条件です。 先生:よく理解できていますね。 次は、「手続」についてですが、 再輸出の場合と廃棄の場合で違うのですが、 わかるかな? 学生:そこが今一わからなくて、 再輸出の場合の手続は、 輸出申告の際に 輸出申告をした税関の税関長に 関税払戻し申請書を提出します。 あの〜 廃棄する場合の手続が、 まだ、よくわかってないのですが。 先生:この戻し税、再輸出だけじゃなく 廃棄した場合も使えるんですね。 廃棄する場合の手続は、 まず、 保税地域等の所在地を管轄する税関長に 廃棄承認申請書を提出し、承認を受けます。 次に、 廃棄後、関税払戻し申請書を その廃棄承認した税関長に提出します。 学生:わかりました。 先生:大枠の骨組みが整理できましたね。 これで、大丈夫ですね。 ところで、 再輸出の場合 と 廃棄の場合で 共通の手続がありますが、 説明できますか? 学生:えっ、 タイミングも書類も 全然違いましたよね。 共通の手続き? どちらも戻し税だから、 関税払戻し申請書を提出することです。 先生:なるほど。いいですね。 じゃ、もう一つあります、 要件を参考にして下さい。 学生:あっ その貨物の輸入許可の日から 6月以内に保税地域に入れること が戻し税の要件になっています。 先生:そうですね。 もう一言欲しいな〜 6月と保税地域について 補足説明できますか? 学生:えっ? 6月については、 やむを得ない理由があって 税関長の承認を受けたときは、 6月を超え1年以内において 税関長が指定する期間となります。 保税地域については、 他所蔵置許可を受けた場所を含みます。 先生:素晴らしい! その保税地域への搬入手続は? 学生:保税地域の所在地を所轄する税関長に 搬入届を提出します。 そして、搬入届受領書の交付を受けます。 先生:そうですね。 その搬入届受領書は、後で、使いますか? 学生:ここが一番覚えにくかったところなんです。 この搬入届受領書は、 違約品等を「輸出」する場合は、 関税払戻し申請書に添付し提出します。 違約品等を「廃棄」する場合は、 廃棄承認申請書に添付し提出します。 先生:素晴らしい。 学生:1つ質問があるのですが、 宜しいでしょうか? 関税法では、保税地域のところで、 廃棄は届出、滅却は承認と覚えました。 この戻し税の手続では廃棄が承認なので 多少、混乱しているのですが・・・ 先生:良く覚えていましたね。 関税法の規定は、その通りですね。 保税地域にある外国貨物を 廃棄しようとする者は、 あらかじめその旨を税関に 「届け出る」ことになっています。 関税定率法第20条の廃棄は、 「違約品等の廃棄の場合の戻し税」の 適用を受けるためには 「廃棄の承認」を受けることが 要件とされています。 学生:ん・・・・・・ 分かったような、わからないような〜 先生:では、次回をお楽しみに! 後半部分は、 第4号(平成30年6月9日発行) より転載しました。 ご参考になれば幸いです。 ■-------------------------------------------■ 【現在募集しているのは通関士講座は2つ】 初めての方、再受験の方を対象として、 5月から土曜午後に開講する 通関士受験・短期集中講座 再受験の方を対象とした 4月開講の通関士講座 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験の
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