貿易実務検定対策講座:
「分損(FPA,WAの場合)」
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作成日 2018.05.24
管理人:木津隆夫
貿易実務検定対策講座: 「分損(FPA,WAの場合)」 メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」(無料) 平成25年 第5号 (平成25年10月27日発行)より転載 学生と先生の会話です。 テーマは、 「分損(FPA,WAの場合)」です。 学生と先生の会話をお楽しみください。 学生:こんにちは。 保険がどうも分りにくくて・・・ 先生:保険が苦手、という人が多いですね。 あなたは、どのあたりですか? 学生:最初からギブアップです。 まず、FPAです。 分損不担保なのに 特定分損は担保する ということがどうも・・・ 先生:そうですね。 まず、分損から始めましょう。 分損には、2つありますが、分りますか? 学生:えっと・・・ 特定分損 と その他の分損 です。 特定分損というのは、 特定の事故、例えば 本船、はしけの座礁、沈没、大火災が あった場合等の分損のことで、 その他の分損というのは、 特定分損以外の分損です。 先生:良くわかっているじゃないですか? FPAは、 特定分損の時は保険金を払うけれど その他の分損の時は保険金は払わない。 つまり、 その他の分損については、分損不担保 とうことにしておきましょうか。 学生:あれっ? その他の分損については、分損不担保? 何か誤魔化された感じ。 そのまま覚えることにします。 先生:それが良いですね。 じゃ、WAは? 学生:WAは、 その他の分損の時も保険金は支払う。 なので、分損担保か・・・ なるほど、整合性がありますね。 先生:しかし、 損害額が保険価額の3%とか5%の小損害は 払わない、というようになっています。 これをフランチャイズと言っています。 日本語で、免責歩合とも言います。 学生:あっ、知ってる。 でも、先生。 WAの場合で1%程度の小損害でも 保険金の支払いを受けたい場合は? 先生: WA(I.O.P)とします。 I.O.はIrrespective of ~ ~にかかわらず Pは、Percentage、パーセント、割合 つまり、WA(I.O.P)というのは、 1%、5%という割合にかかわらず 分損にも保険金が支払われるという条件 学生:それは、貿易実務検定C級ですかB級ですか? 先生:どちらのオフィシャルテキストにも 載っていますね。 学生:じゃ、C級とB級のW受験しようかな・・ 先生:受験料もったいないから、片方にしたら? 学生:本当はB級だけにしたいのですが、 履歴書に書ける最後のチャンスなので 保険でC級も受けようと思っています。 先生:今日は保険の勉強でした。 綺麗に〆ましたね。 頑張って下さい! 学生:有難うございました。 参考:メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」 (無料)の登録ページ 貿易実務検定講座に戻る スクールきづ(HP)(トップページ)に戻る
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