貿易実務検定対策講座:
「外国為替相場(輸出)」
へようこそ!
作成日 2018.05.24
管理人:木津隆夫
貿易実務検定対策講座: 「外国為替相場(輸出)」 メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」(無料) 平成17年 第9号 (平成17年6日30日発行)より転載 今回のテーマは、「外国為替相場」です。 学生と先生の会話をお楽しみ下さい。 学生:こんにちは。 今日は、外国為替相場について、 教えてください。 特に、輸出の場合についてお願いします。 先生:こんにちは。 それでは、 買相場の「買」というのは 誰が何を買う時の相場か知ってますか? 学生:はい、 銀行が外貨を顧客から買う時の相場です。 先生:そうですね。良くできました。 それでは、 買い相場にはどのようなものがありますか? 学生:はい。 TTBです。 先生:なるほど。 買うは Buying ですからね。 最初に思いつくのは、 電信買相場(TTB)ですか。 学生:そうなんです。 その先が知りたいんです。 輸出者が、 一覧払為替手形を銀行に 買取依頼するときの相場は なんていう相場ですか? 先生:一覧払いだから TTBかと思ったんでしょう? 学生:はい。でも、どうも違うようなんです。 先生:資金の立替が生じなければ TTBで正解ですよ。 例えば、 買取銀行が発行銀行名義の 預金口座を持っていて、 買取代り金の支払いと同時に その発行銀行の口座から 引き落とすことができれば 資金の立替期間がありませんから、 TTBになりますね。 学生:そうなんですか。 先生:そうなんです。 そして、 買取銀行が手形代り金を支払って、 数日してから、 その代金が入金される場合は、 資金の立替期間がありますから、 その分の金利をあらかじめ TTBから差し引いた相場を使います。 これを At Sight Rate (一覧払輸出手形買相場) と言っています。 学生:TTBが110.50円として、 その金利を、 例えば、0、50円とすると、 110.50-0,50=110.00円が At Sight Rate ですね。 ということは、 銀行が、顧客から外貨を買う時は、 資金の立替期間がなければ、 1ドルを110.50円で買い、 資金の立替があれば、 1ドルを110.00円で買う。 つまり、 資金の立替期間の金利分だけ ドルを安く買うということですね。 先生:なにやら分かりだしたようですね。 それでは、 例えば、30日の期限付手形であれば どうなるでしょうか? 学生:分かります。 この場合、銀行の資金立替期間が 更に30日長くなり、 その期間の金利を、 例えば、1円とすれば、 その相場は、109円になります。 銀行は、 ドルを更に安く買うことになります。 先生:良くできました。 この相場をTime Bill Buying Rate 又は Usance Bill Buying Rate といいます。 日本語では、期限付手形買相場かな。 それでは、本日はこれまで。 参考:メールマガジン 「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」 (無料)の登録ページ 貿易実務検定講座に戻る スクールきづ(HP)(トップページ)に戻る
スクールきづ 講座情報
メールマガジン「合格祈願! 通関士受験のサプリメント」(無料の登録ページ
平成31年度「通関士講座」〔体験ゼミ〕 受講生 募集中!
貿易実務検定C級講座 &
貿易実務検定B級講座 &
貿易実務検定【A級】講座(大阪)
英検1級(TOEIC900)対策講座 英検準1級(TOEIC800)レベル講座
メールマガジン「合格祈願 英検・TOEIC 受験のサプリメント」(無料)